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国内で製造される低用量ピルと乳癌の関係

2020年06月11日

女性が主体的に避妊にコミットすることができる医薬品としてピルがあり、我が国では解禁される時期が諸外国とくらべて遅かったという事情も手伝って、避妊方法全体に占める普及率はそれほど高くはありませんが、年々割合としては増えているといったところです。
この避妊用ピルについては、かつて製造されていたものは中用量や高用量とよばれるものがもっぱらでしたが、現在のところ、国内で製造されているピルのほとんどは低用量ピルとよばれるものになっています。
国内で製造されるピルの多くが低用量ピルである背景としては、ピルを服用することにともなう副作用の問題が挙げられます。

ピルを服用すると、女性の体内でホルモンのバランスが急速に変化しますので、吐き気や嘔吐などの症状が特にひどく、そのほかにも頭痛、下腹部痛、めまい、不正出血、胸の張り、けん怠感などの症状が挙げられます。
ピルのなかに含まれるホルモンの量を少なくした低用量ピルでは、こうした副作用がまったくないわけではありませんが、従来のものよりもかなり低減されているため、女性が安心して服用できるようになったのです。

また、低用量ピルといえば、副作用の一種として乳癌などの癌になりやすいのではないかともいわれてきました。
ただし、実際に日本産婦人科学会などが検討したところでは、子宮頸癌ではたしかに長期服用のリスクがあるものの、乳癌については特にそのようなことがみられないとされています。
乳癌は日本女性の体格向上などにあわせて罹患する人が増えている疾病のひとつであり、今では20人に1人程度の割合で乳癌にかかるといわれていますので、低用量ピルを服用するかどうかにかかわらず、気を付けなければならないものです。

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