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低用量ピルと子宮頸がんのリスク

2019年11月10日
心配している女性

日本人が避妊をする手段としてもっとも多いのは、大規模な社会調査の結果などからもコンドームを使用する方法ということがわかっています。
一方で装着をするときに表裏をまちがえてしまったり、取扱いが雑なために見えないような傷がついて破損してしまったりといった失敗がつきもので、こうした失敗が影響して、避妊率としては確実性があるものとはいえなくなっています。
そのため注目されているのが低用量ピルとよばれるもので、女性が正しく服用すれば、ほぼ確実といえるほどの高い避妊効果を発揮することができ、しかも女性が主体で避妊ができるというところもポイントになっています。

この低用量ピルですが、徐々に国内で普及するにともなって、服用による他の病気などの副作用を懸念する人たちもあらわれてきました。
このようなことから、日本産婦人科学会では、低用量ピルの使用について、現場の医師や学識経験者たちを交えた会議を開き、ガイドラインを取りまとめています。
このガイドラインによれば、低用量ピルを使用することによって、たしかに子宮頚がんのリスクが増える可能性があるということについても指摘されているものの、低用量ピルの使用を継続して5年後のグループにはそれほどのリスク増加はみられず、10年後でリスクが2倍になるという結果が示されています。
実際にどれほどのリスクであるかを人口あたりの割合としてを表すと、10万人につき11人となっており、統計的には無視すべきでないとはいっても、感覚的にはそれほど高いとはいえないようです。
もしも長期にわたって低用量ピルを服用するのであれば、念のため定期的に産婦人科で子宮頚部スクリーニングを受けるなどして、がんが発生していないかどうかをチェックするというのが有効です。

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